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その昔、デリカを手に入れて間もない頃。
首都高速横羽線を金港JCT方向に、生麦の入路へ進入。 PM11時を過ぎた首都高には車はまばら。 料金所でおつりを受け取り、短い加速車線に憂いながら非力なG63Bのスロットルを開けた。 時代遅れのシングルキャブは、それでも出来る限りの大気を一所懸命に吸い込み、ボロい1BOXは唸りながら本線に吸い込まれた。 スムーズに流れている首都高は快適。 デリカのちょっと高い車窓から、左手にブレードランナーを想いながら適当に流していた。 仕事を終えた後の少しばかりの気だるさと、解き放たれた開放感を味わいながら・・・ と、その時!もの凄い勢いでハンドルが小刻みに左右に振れだした! 高架の継ぎ目のギャップを踏んだ瞬間だった。 ハンドルを必死で押さえつけてもまったく止まらない! 「なんだこれは!」 マジか!? えっ、ポルターガイスト! ウヒャッ!オカルトだ!エクソシストだ! えーん、おっかねーよー! ヒー!!ガクガクブルブル! あっ、まさにガクガクブルブル。 というのが、「シミー現象」初体験でした。 というわけで、壊れたと感じるより、どちらかというとオカルトチック。 ビビッてしまって、次の東神奈川で降りた次第であります。 仕事でヘトヘトでしたが、よろよろと一般道で帰りました。 随分と前の話です。 シミーとは ステアリングホイール(ハンドル)が回転方向に小刻みに振られる現象。 路面の凹凸やホイールバランスの狂い、ステアリング系統のガタなどによって発生する。 だとか。 ホントにいきなりだからビビります。 この時のスピードが60km/hちょいってとこですか。 低速シミーとか、ウォッブルとかの類です。 スピードを落とすと、何も無かったように元通り。 ですが、そこそこ混んでるけど流れてる首都高とかだと、10km/h落とすのも結構危なかったりするわけで。 ボールナット式のステアリング方式は結構メジャーなトラブル。 ジムニーやら、ランクルやら、ベンツやら、まあ、トラックとかバスとか。 リンクが多いので少しづつのガタが共振しやすいのかと。 でも、大抵はアイドラアーム。 ラックアンドピニオンではあんまり聞きません。 ボールジョイントが逝っちゃってるのは論外だけど。 L型デリカはキャブオーバーなので、さらにプロセスが二つほど増える。 ギアBOXからリンクが伸びて一つ。 もう一つ。そのリンクからベルクランクを介してフレーム下のリレーロッドへ。 で、これがベルクランク。 これがクセモノ。 中身のブッシュはエンジニアプラスティックのようですが、ちょっと役不足。 大径タイヤで虐めたとはいえ、2年ほどでこれではちょっとね。 4年前に、最後のキャンプに行った時も254バイパスで発生。 で、クリアランスを十分考慮してメタル化。 オマケに、アイドラはV系パジェロの中身もメタル化してグリスニップルも装着。 地味な改良であります。
by groovingreeeen
| 2009-03-25 23:27
| L037
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